もともと陰陽五行説は、非常に歴史が古く、殷の時代ということですから紀元前1500年から2000年ごろ生まれたのではないかということですが、確かな時期は分かっていないということです。それが日本に伝わったのははるか後期で、紀元500年ごろではないかと言われています。生まれてから2000年ぐらい経った後に日本に伝来したということになります。仏教の伝来も同じころらしいということですから、中国から朝鮮半島経由で伝わったということになります。そうなるともう4000年以上の伝統のある陰陽道ということになります。そのくらい長い歴史を生き抜いてきて今に至るのですから、その考え方に根強い賛同がいつの時代にも寄せられてきたということになります。そのような歴史的背景にあるのが、現在の陰陽師ということになります。そのような歴史からも信じられやすいということがあります。

陰陽師が果たした役割

フィクションなどで陰陽師という言葉は見かけますが、こういう者は1000年以上前に実在していて、とりわけ天皇と貴族が政治の実権を握っていた年代では活躍していました。役割は占いがメインであり、今でも頻りに見られる天気予報、悪霊の退散などの分野でも活躍していたとされています。また与えられる役職も前例を破って、前例以上の役職を得た陰陽師も実在したと言われていますし、年月を経ると次の天皇を決めるという行動、政治の運営などまでそういった者が携わるようになりました。12世紀後半の武家が台頭し始めた年代、民間の範囲に限って戦国大名が活躍していた年代でも活躍していました。しかし、武家政権が終わり近代になると、政府によって禁止する規定が出されて、公私ともにブームが去るという結果になりました。しかし、今でも民間の範囲で少数実在しています。

話題の陰陽師とは日本史とも深い関わりがあります。

ここ最近、日本を訪れる外国人観光客が増加してきています。世界遺産や文化遺産などに多くの件数が登録されていますので注目が集まってきています。また四季が豊かなことや独特の食文化など話題に事欠かないことも注目されてきている一因になっていることでしょう。政府においても観光立国を目指しておりハード面やソフト面などからバックアップを実施してきています。そのような中、日本で世界に誇るものといえばその歴史になることでしょう。古代より現在まで脈々と受け継がれてきているような風習や慣習などにおいては、日本人にとっても目新しいことも多くあります。そのようなもののひとつが陰陽師になります。古代日本において政治決定の過程において重要な位置を占めていたのですが、それは近代日本においても重要な役割をになってきました。長い歴史を誇る日本の神秘的な面として外国人観光客にも好評になることでしょう。