陰陽師というと名前からそうですが、歴史的にも陰陽五行説が有名で、それが理論的な柱になっていたということになります。この世は陰陽でできていて、月が欠けていきまた丸くなることを繰り返すように、この世の運命もそのような満ち欠けの繰り返しのようにできているということで、そこからさまざまな世界や自分たちの運命を推測して、災厄などを避けようということで、それを解明しながら手助けをするという専門職が陰陽師でした。そこに木、火、土、金、水の要素を加えてできたのが、陰陽五行説ということですが、平安時代までは最先端の科学的理論だったということで、今でいう科学者だったということになります。しかしその後はそれ以上の科学的な知識が広まり、その教理にも矛盾が出てきてしまい、占いなどや運勢専門の職業になり、今に至るということになります。なかなか面白い歴史ですが、今でもあるということの意味も重要です。

陰陽師と歴史と映画の影響

陰陽師というと日本の歴史でも1500年以上前から知られていたということですが、最近では映画があり、また小説や漫画、アニメなどでも放送した、日本のスーパーマンのような描かれ方をしていました。それらに共通しているのが、超能力や霊能力などの天才という姿で、特に言葉に縛られるという呪の解釈は非常に面白くて関心もしました。人間は様々なものに縛られていますが、その大本が言葉ということで、例えば自分の名前がありますが、その名前に縛られることで、その人の特徴が生まれてくるということですが、人間世界のさまざまなそのような言葉から非常に大きな影響を受けて生きているということでした。その名前というか付けられた文字がなければ、その人やものは存在しない、概念化できないので、いないも同じということでしたが、陰と陽の満ち欠けの考え方からきているのかもしれません。映画の影響も非常に大きいと言えます。

陰陽師の歴史と現代的な役割

もともと陰陽師という専門職が政府に存在した時代は、今でいう最先端の科学的な職業というこということですが、未知の出来事を解釈するということでは、今でいう国家的なカウンセラーの役割も行ってきたということですし、そのほか天文台の役割や、気象庁の役割など、その時代でのそれらの分野の最先端の知識とその利用方法を知っていたということになります。その後政治的な変遷や文化の変化などで、国家のアドバイザーから民間のアドバイザーになっていったというのが陰陽師の歴史ということになります。特に見えない世界の専門家として、さまざまな民衆の悩みの相談に乗っていたということも間違いないところで、それが今に至る歴史でもあります。それらの方面の専門家ということや、日本文化に相性が非常に良いということもあり、その面でも伝統を守ってきた精神世界の専門家ということができます。